
伊豆山神社(原口尚文宮司、大舘節生総代会長)の例大祭で15日、快晴の下、境内に桜が舞う幻想的な舞台で呼び物の「神輿(みこし)下り」神幸祭が挙行された。
午後1時からの発輿祭(御列召立の儀)の後、獅子を先導に地元の仲道(西殿神輿)、浜町(本殿神輿)、岸谷(東殿神輿)の順で烏帽子、白装束姿の氏子が担ぐ3基の御輿の神幸行列が出発。その後に深い緑色の装束をまとった厄年奉賛会「伊豆山子丑會(ねうしかい)」(宇田隆司会長)の神輿が続いた。
それぞれの神輿は足元を確かめるように慎重にゆっくりと、かつ「ワッショイ、ワッショイ」と威勢の良い掛け声を上げながら、海岸近くの下宮(しもみや)までの全837段のうち、664の石段を勇壮に下り、集まった市民や観光客を沸かせた。
この日は奉納行事として神輿愛好団体「伊豆山勢輿会」による「例大祭奉祝古式神輿練り」と、弓道の小笠原流宗家一門の「古式三三九手挟(さんざんくてばさみ)大的奉射」も繰り広げられた。
16日は午前10時から本殿で正殿祭が行われる。
(熱海ネット新聞)
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