【観光】明石屋さんま、博多華丸・大吉を育てた元「なんば花月支配人」を投入 吉本興業が熱海で地域密着プロジェクト

吉本興業の地域活性室「南ブロック代表」の吉田武司氏(58)が20日、熱海市役所に斉藤栄市長を訪ね、「住みます専務」着任のあいさつと記者会見を開いた。

前日、市内桃山町にオフィスを兼ねる自宅を構えた同代表は、3年を目安に熱海に定住。当地を拠点に吉本興業のビジネス展開を図り、伊豆、静岡へも進出を目指すという。

「お笑いの世界」で33年にわたって第一線で活躍した実績を持ち、この間、明石屋さんまのマネジャーを3年務め、福岡事務所所長時代には博多華丸・大吉を発掘し、名付け親にもなった。

「形を作るには3~4年かかるだろうが、うちの会社は半年で結果を求めてくる」と苦笑いし、「東京や大阪にはないこのエリアのやり方があってもいいはず。劇場運営(なんば花月支配人)で培った経験を生かし、若い人たちを熱海に呼び込みたい」と抱負を語った。

具体的には「熱海には金色夜叉とか、温泉、食事など面白そうな素材がある。その熱海の伝統を生かし、京都の舞妓さんのような若い芸妓を育てるのも面白い」と話し、プロの芸妓とは違う「熱海の舞妓さん」の育成を示唆。またインターネットやユーチューブを使って、面白い人材を発掘して「熱海発の芸人として売り出していくのもいい。素人のエンターテインメント日本一決定戦(熱海で)を開くのも一つ」とにんまり。

熱海には吉本興業の劇場はないが、「その分、旅館やホテルがある」と、戦略の一端を垣間見せた。

(編集主幹・松本洋二)

半玉と芸者

◇吉田武司(よしだ・たけし)同志社大工卒。1980年吉本興業入社。東京、大阪、福岡、大阪事務所を経て、06年なんば花月支配人。12年よしもと・クリエイティブ・エージェンシー専務取締役。13年10月吉本興業・地域活性推進室・南関東ブロック代表。大阪市出身。

◇「住みます専務」 吉本興業は全国7地域に「住みます専務」としてエース役員を配置。南関東ブロック(東京、神奈川、千葉、静岡、山梨)代表の吉田氏は各地を見て回って熱海移住を選択。支社がない自治体での「住みます専務」は初。同社は2年前に所属芸人を47都道府県に配置する「あなたの街にすみます」プロジェクトを実施。今回はその幹部版。自治体、地元団体と連携して地域活性に取り組む。

◇斎藤市長の話

「南関東の代表都市に熱海を選んだのはさすが吉本興業。若い人たちに”意外と熱海”を発信していただきたい」

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