熱海市立初島中学校を卒業した4人の生徒が1日、この春から高校に進学するため、15年間過ごした故郷から熱海港行きの船で島を離れた。
初島港で初島小中の後輩、教職員などおよそ130人が見守るなか、船に乗り込み、色とりどりのテープを持って「ありがとうございました」と手を振り続け、巣立っていった。
生徒たちは親戚の家や寮で生活しながら、伊豆の国市や沼津市、川崎市の高校へ通う。50年ほど前から続くお別れセレモニーの様子は、1日夜7時のNHK「ニュース7」でも報じられた。
市立初島中は昭和47年に市立熱海中の分校から独立し単独校になった。卒業生は同57年の8人が最多で、平成移行後は卒業生がいない年が6回あり、今回の島からの送り出しは2年ぶり。静岡県で唯一の有人島の初島の人口は201人(2月末)。高校がないため、島を離れ、県内外の高校に入学する。
◇卒業生4人の進路
新藤裕俊君(県立韮山高校)
新藤直人君(県立韮山高校)
田中柊羽君(飛龍高校)
田中福将君(法政二高)
初島「活魚料理さやか」田中咲子さん撮影
NHK「ニュース7」より
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