冬の味覚の王様、魚祭りでアンコウつるし切り 伊豆山沖の朝獲れた大物

熱海鮮魚組合は2月10日、熱海市清水町の熱海魚市場で「魚祭り」を開催し、アンコウつるし切りや朝捕れ地魚の販売を行った。
つるし切りは、この日朝、伊豆山沖の定置網に体長90センチ、重さ15キロの大物が掛かったことから急きょ実施。宇田水産社長で組合長の宇田勝さんがチョウチンを手はじめにあん肝、続いて回転させながら皮や身を手際よく削ぎ落として切り分けた。アンコウ鍋用に15袋(約10人分)に分け、1000円で販売。
「アンコウは身がぷよぷよでぬるぬるしている。まな板の上ではさばきにくいので、つるし切りで調理する。皮、骨、身全て食べられ、特に肝は濃厚でクリーミーな味わいなどから『海のフォアグラ』とも呼ばれている。お鍋でじっくり味わってください」と宇田組合長。
恒例のマグロの解体ショーもあり、中トロ、赤身などの切り身へ解体して廉価で提供した。
朝捕れ地魚販売は、そのまま販売するとともに注文があれば、組合員がその場で焼いて提供した。
浜焼きコーナーでは、三線しろうさんの沖縄民謡をはじめ、MeMeさん、青木善之さん、大塚妙子さんがステージを務め、会場を盛り上げた。
梅と桜の満開の時期と3連休の中日が重なり、終日大勢の行楽客で賑わった。次回は4月14日に予定している。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
<販売>
海鮮焼き(伊八)、海鮮ピザ(かぎや)、あったかおでん(山田屋水産)、お好み焼き(やま)、バターチキンカレー(寺小屋キッチン)



あん肝










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