自民党牧野氏、必勝へ個人演説会 茂木大臣が熱海入り 芸妓見番で激励


熱海芸妓見番で7月6日夜、参院静岡選挙区に立候補している牧野京夫(たかお)氏(60)=自民現=の個人演説会が開かれ、茂木敏充経済再生担当大臣が応援に駆け付け、激励した。
茂木氏は「さすが熱海、個人演説会はどこも体育館とか公民館など殺風景だが、芸妓見番は風情があり、(こがし祭りの稽古の)お囃子も聞こえる」と会場を盛り上げ、「政治家の大事な仕事は地震などの災害から国民の生命と財産を守ること。政府は3年間で7兆円の防災減災の大規模な予算を組み、全国の危険な箇所を一気に点検し、防災の施設整備を行う。国土交通、復興副大臣の牧野さんは誰より熱心に取り組んでおり、何としても押し上げていただきたい」と投票を呼びかけた。

さらに安倍政権が実質国内総生産(GDP)について過去最高を4年連続で更新していることや有効求人倍率が1・62(100人の応募に160人の求人)あること、10月から実施する幼児教育・保育の無償化の実績に言及し、「今回の参院選(21日投票)は、自民党と公明党の安定した政治のもとで日本を前へ進めるか、経済が混乱したまたあの時代に逆戻りするかが問われている。対案なしにただただ反対、考え方が違うのに選挙になると季節限定で1人区は一本化、静岡のような2人区ではバラバラ。こういう野党に政権を任せるわけにはいかない」と力説した。

茂木氏が自民党政調会長時代に党の水産部会長として支え、「政策実現の手法を学んだ」という牧野氏は熱海市の産業振興について「少子高齢化は熱海も例外でなく、この10年で4000人が減少し、人口は3万7000人。これを食い止め、緩やかにするには産業の振興が重要」と強調。台風が来たとしてももっと強い岸壁や桟橋、道路を造り、市民と観光客の生命を守る。景観の美しさと浅くて狭い熱海港の特性を生かし、クルーズ船誘致を個人の富裕層の小型クルーザー(スーパーヨット)に特化する。熱海市がリードして、海沿いの熱海ビーチラインの山側に伊豆湘南道を整備し、熱函道路に接続する計画の推進を訴えた。

演説会には、内田進自民党熱海支部長、齋藤栄市長、岩井茂樹参院議員、阿達雅志国交大臣政務官、蓮池章平県議(公明)、藤曲敬宏県議、竹部隆議長、高橋幸雄、稲村千尋、田中秀宝、川口健、杉山利勝、越村修(自民)、米山秀夫(公明)、泉明寺みずほ副議長(女性)の9市議、自民党熱海支部の森田金清氏の来賓のほか、150人を超す支援者が駆け付けた。越村修氏の「頑張ろうコール」で締めくくり、陣営の指揮を高めた。茂木大臣は終了後、次の遊説地・愛媛へ向かった。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■牧野京夫(まきの・たかお)国土交通、内閣府・復興副大臣。一昨年7月の九州北部豪雨、昨年7月の西日本豪雨 の復旧対策責任者。参院議員2期。元テレビ静岡記者。早大卒。島田市出身。


内田進自民党熱海支部長


齋藤栄市長


岩井茂樹参院議員


阿達雅志国交大臣政務官


蓮池章平県議(公明)


藤曲敬宏県議

参院選

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