熱海に春の訪れを告げる「わかめまつり」(実行委員会主催)が3月23日、長浜海浜公園・うみみえ~る長浜で始まった。地元の多賀湾で朝採れた養殖ワカメ、メカブを観光客に提供することで伊豆多賀温泉の集客につなげようと、毎年2月下旬に開催してきた人気イベント。34回目となる今年は高い海水温の影響などで生育が遅れ、一度は開催を断念。しかし、3月に入り、収穫に目処が立ったことから、2日間で5・1トンの生ワカメを用意し、開催に漕ぎ着けた。
ワカメは上多賀・戸又港で泰幸丸、千歳丸、鈴喜丸が水揚げしたワカメとメカブを協会職員がピストン輸送してセットや袋に入れ放題などにして販売した。千歳丸の藤間典郎船長は「今季は収穫の時期が1カ月遅れたが、例年通りの品質と味。伊豆多賀の春の味覚を味わって欲しい」と話した。
会場ではワカメのみそ汁やワカメサラダがふるまわれたほか、干物、ミカン、地場野菜、海産加工品なども販売している。24日まで。問い合わせは、多賀観光同協会0557-67-2255へ。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■人気は詰め放題 生ワカメの詰め放題は1袋(約1・5キロ)1000円。午前10時と午後1時から各回100人限定で販売。700グラム500円でも一般販売。希少の生メカブは400グラム700円で販売。
■試食コーナー 地元の三島信用金庫網代駅支店の行員がワカメのみそ汁、サラダをサービス。揃いの法被で販売にも協力。
山田哲也多賀観光協会会長「海水温の上昇などでワカメの生育が遅れ、一時は中止を考えたが、生産者の努力、協会員の協力で開催することができた。毎年、リピーターも多く訪れ、感謝している」
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