熱海港の東急不動産ホテル建設提案、花火の保安距離保で暗礁

熱海後楽園ホテルに隣接する熱海港観光施設(現海釣り施設駐車場)の市有地に東急不動産(東京都)が会員制ホテル建設計画を提案していることについて、6月20日に開かれた熱海市議会一般質問で「熱海海上花火大会に影響が出るのでは」と疑問視する質問が相次いだ。
立見修司観光建設部次長は花火打上げの保安距離を取り上げ、「提案通りのホテルができると、現状と同じ規模の花火を打ち上げるのは不可能になる。メーンの大空中ナイアガラの展開幅は現在の450メートルから230メートルほどに制限される。打ち上げ場所の確保が重要」と答弁。市は7月末までの可否決定について「拙速に結論をだすことなく、関係者と協議していく」方針を示した。
現在、花火の打ち上げは熱海港北防波堤(海釣り施設)をメーン会場にナナハン岸壁とヘリポート近くの県用地から打ち上げており、保安区域にある同用地は花火大会開催時には立ち入りが制限されている。提案しているホテルに同用地を貸し出せば、荒天時(北防波堤は使用不可)のメーンの打ち上げ会場となるナナハン岸壁およびヘリポートは使えず、花火大会自体が中止となる。代案として台船からの打ち上げや横磯からの打上げが検討されているが、規模の縮小は避けられず、熱海温泉ホテル旅館協同組合など観光関係者は反発していた。
稲村千尋氏、川口健氏、赤尾光一氏(熱海成風会)がそれぞれ、この問題を取り上げた。
(熱海ネット新聞)
■ホテル建設計画 市の公募に応募した東急不動産は今年3月、約1万400平方メートルの敷地を52年間の一般定期借地権で借り受け、年間2400万円の賃料を支払う。地上6階、地下1階建て、客室約180室の商業施設を備えたホテルを建設すると提案。

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