熱海市がサンビーチ裏のお宮緑地に平成24年から整備してきた「ジャカランダ遊歩道」の完成式典が6日、激しい雨が降り続く中、予定通り行われた。
式には斉藤栄市長、篤志家の大塚実大塚商会名誉会長、ジョゼ・デ・フレイタス・フェラース駐日ポルトガル大使、脚本家の橋田壽賀子さん、内田進商議所会頭ら50人が出席し、供用開始を祝福。悪天候のため、記念植樹は取りやめた。
ジャカランダの植栽は内田滋市長(内田会頭の父)時代の平成2年7月にカスカイス市(ポルトガル)と姉妹都市提携したのを記念して始まり、熱海梅園の「早咲きの梅」、糸川遊歩道の「あたみ桜」に続く3番目の「市の花木」として整備。都市部では国内最大級のジャカランダ遊歩道を造り上げた。
27日には「ジャカランダサミットイン熱海」を起雲閣で開催。ジャカランダを観光資源とする雲仙市(長崎)、日南市(宮崎)から関係者を招き、ジャカランダの魅力を全国に発信する。
◇ジャカランダ 世界三大花木(カエンボク、ホウオウボク、ジャカランダ)の1つ。6月に青色、薄紫色の花を咲かせる南米原産ノウゼンカズラ科の常緑樹。これまでお宮緑地や渚町の国道135号沿いに約30本が植えられていたが、新たに106本のジャカランダを植栽する。
◇大塚実氏「斉藤さんが市長になって以来、熱海市が夕張市になってはいけないとの思いから、花造りを7年かけて支援させてもらったが、私ももう92歳。これをもって目的達成とし、終止符を打たせてもらう」
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