熱海市の伊豆山温泉組合と伊豆山温泉観光協会が2018年度から3カ年計画で進めてきた日本三大古泉「走り湯」周辺の整備が完了し、走り湯神社例大祭が斎行された5月23日、完成式典を開き、お披露目された。
伊豆半島ジオパークのジオサイトの一つである「走り湯」の入り口に「日本三大古泉 走り湯」「伊豆山温泉」と記した高さ約2•4mの標識を設置。ユネスコや伊豆半島ジオパークのロゴマークも添えた。アフターコロナへ向け、準備は着々ー。
式典では、松本義広同温泉組合長、牧野文弘同観光協会会長、齋藤栄市長、伊豆山温泉旅館組合中川勝仁組合長ら地元観光関係者や小野英樹伊豆半島ジオパーク推進協議会事務局長補佐らが除幕した。
松本組合長は「伊豆を伊豆たらしめているのがこんこんと湧き出るいで湯の力。まだまだ整備したい部分はあるが、走り湯の場所を全国からお見えになる観光客に案内できる最低限のひと区切れはついた。今後も微力ながら地道に整備を進めていく」とあいさつ。
市長は「日本ジオパークに認定された地域は、4年に一度、再認定審査を受ける関門があるが、来年はNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が放送されることで伊豆山地区が脚光を浴びる。走り湯の整備を追い風にしたい」と話した。
走り湯洞窟付近には、同協議会が監修した走り湯に関する解説板を新設。珍しい横穴式温泉、走り湯が湧く仕組み、走り湯と伊豆信仰ーの3つの側面から解説している。
(熱海ネット新聞)
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