来宮神社例大祭は7月16日、最大行事の御神幸行列を行い、本年度の御鳳輦(ごほうれん)奉仕を行う厄年奉賛会「跳昇伍團壱會」(としょうごうまるいちかい)」が熱海サンビーチで呼び物の「浜降り神事」を挙行した。御獅子保存会の獅子に続いて、鈴木宜志会長をはじめ白丁に身を包んだ28人の厄年の男衆が「みょうねん(明年)、みょうねん」と声を上げながら御鳳輦を担いで海に入り、天狗がこがしをまく中、歩みを進め、身を清めて厄を落とした。
神々がこの海に到着したという故事ならって催される「浜降り」は、例大祭の最終日に執り行う100年以上続く伝統行事。麦こがしをまく天狗の姿をした「猿田彦命」の先導で、白丁に身を包んだ数え42歳の男たちが来宮の神々を乗せた御鳳輦を担ぎ、熱海の街の繁栄を祈って海中を練り歩いた。この日は気温32度。3連休中日の日曜日とあって多くの市民や海水浴で訪れた観光客が勇壮な光景を見守った。
(熱海ネット新聞)
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