湯前神社秋季例大祭の宵宮祭が9月30日、同神社で斎行され、神事の前に今年6月17日に亡くなった篤志家の神部俊夫さん(東京都世田谷区)に黙とうをささげた。同神社は明治31年(1898年)2月に発生した火災で社殿が類焼。氏子一同が再建に奔走したが、資金不足で建設できず、苦慮していた。その頃、足袋で財を成し、湯治で熱海に逗留していた神部千三氏が率先して当時の大枚千円を寄進し、明治44年(1911年)に社殿が再建された。その後も寄進は続けられ、3代目当主の神部俊男氏も同神社への崇敬の念が熱く、毎年多額の寄進を続けてきたという。
この功績を讃えるため、境内左側に顕彰碑が建立されている。
(熱海ネット新聞)
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。