少子化が進む中、若い女性に人気のヨガを通じ、男女の出会いの場を提供しようという「皆既月食・ムーンライト&サンライズヨガ2014・イン・アタミ」(主催静岡県)が8日夜、熱海市の渚親水公園ムーンテラスであった。皆既月食の夜にヒーリングヨガを通してコミュニケーションを図ろうと、市内外からおよそ110人の男女が参加した。
静岡県が推進する少子化対策「エンゼルパワースポット事業」の一環として開催されたもので、クラ・モチベーション(倉持淳子代表)が企画。カリスマヨガ講師のケン・ハラクマさんとモデルでヨガインストラクターの野沢和香さんが講師を務め、癒やしの音楽が流れる中、2時間にわたって海辺のヨガで爽やかな汗を流した。
東京、神奈川はもとより、北は福島、南は和歌山まで県外者も多く、約7割は熱海市外からの参加者。ほとんどが20代~30代の女性。残念ながらこの夜の熱海は厚い雲に覆われ、皆既月食を見ることはできなかったが、発光ダイオード(LED)でライトアップされた、淡い青色の光に包まれた熱海サンビーチとモナコのようなヨットハーバー。ロマンにあふれた熱海の夜景と県推奨のエンゼルパワースポットが舞台とあって、恋が芽生えるには十分なシチュエーションだった。視察に訪れた橋本一実県議は「これだけ若い女性が参加したのは熱海というブランドと魅力的な光景があればこそ。熱海のヨガを定着させることで少子化対策につなげたい」を期待を込めた。
9日は朝5時30分から開かれ、海から昇る朝日の光でパワーチャージした。
◇ムーンテラス 静岡県が「恋愛・結婚・子宝」にまつわる噂のスポット「ふじのくにエンゼルパワースポット」に認定。テラスの奥にある「恋人の聖地」の碑は縁結びのスポットとして人気が高い。碑に向かって女性は右手を、男性は左手を合わせて愛を誓い、恋人募集中の人は片手(女性左手、男性右手)を合わせて願うと幸せになれる、という。
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