香港で開かれたUー15の女子野球世界大会「フェニックスカップ2019」(2月22-25日)で優勝した「ヴィーナスユース」の京増優夏さん(熱海中3年、和田町)が3月6日、父嘉幸さんとともに熱海市役所を訪ね、齊藤栄市長に世界一を報告した。田中秀宝市議、新村茂昭教育長が同席した。
大会には、中国、グアム、シンガポール、日本、香港から9チームが出場。京増さんは静岡県内で唯一の女子中学生硬式野球クラブ「スルガマリンガールズ」(ヴィーナスリーグ2位)と埼玉県の「モンスターレディース」(同1位)の選抜合同チーム「ヴィーナスユース」で出場。予選3試合を全てコールド勝ちして決勝トーナメントに進出。準決勝でグアムのチームを13ー0、決勝で日本チームの「ファー・イースト・ブルーマーズ」を8ー5で破り、世界一に輝いた。
京増さんは予選の中国戦に三塁手として先発出場。グアム戦ではリリーフとしてマウンドに上がり、そのあと三塁に就き、勝利に貢献した。
市長の「世界で活躍? 素晴らしい経験をしましたね」の問いに「 登板した試合でコールドで勝てて嬉しかった。外国の選手は体が大きく当たると大きいが、バットに当たらない」、教育長の「日の丸をつけて戦う気持ちは?」には「プレッシャーの方が大きかった」と笑顔で話した。
市内で和菓子店を営む父親の嘉幸さんは元東海大学付属静岡翔洋高校の球児。その影響で小学3年から学童チーム熱海ラビットジュニアで野球を始め、6年では静岡イーストエンジェルスにも所属、全国大会で3回戦まで進出。中学入学とともにスルガマリンガールズで硬式野球にステップアップした。
4月からは女子硬式野球の名門、京都外大西高に進学が決まり、「ストレートに磨きをかけ、1年生からベンチ入りして試合に出られるように頑張りたい。将来は女子プロ、全日本を目指すが、なれなくても野球に関われるような仕事をしたい」と抱負を述べた。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
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