熱海市の姉妹都市・大分県別府市の猪又真介副市長は2月15日、昨年4月の熊本地震の際、支援を受けた個人や団体に感謝を込めて温泉の湯を届ける事業「別府温泉の恩返し」の一環として、湯を積んだトラックに乗ってJR熱海駅前の足湯「家康の湯」を訪れた。
地震の後、別府を訪れた熱海市民公式訪問団(61人)や市職員、観光関係者数十人に拍手で迎えられ、齊藤栄市長と握手。震災直後に熱海市から応援旅行や救援物資が届けられたことなどに感謝し「大打撃を受けた時に最初に声を掛けてくれたのが熱海のみなさん。物心ともに大変お世話になった。今度は別府市の宝である温泉で元気を届ける番。心より感謝している」とあいさつし、齊藤栄熱海市長とともに家康の湯で給湯作業を行った。
支援の返礼で今回持ち込まれた湯は約7トン。13日午後4時に湯を積んで大阪までフェリーで運んだあと、市職員など6人で専用トラックで到着。帰りは熱海温泉の湯11トンを積んで持ち帰り、市営の日帰り温泉施設「海門寺温泉」で17日に「番外編の湯~熱海温泉~」として利用する。
(熱海ネット新聞)
■別府市の被害 熊本地震で建物の一部損壊などの被害が出た。地震後、8日間で約11万人のキャンセルが発生、被害総額は約13億円。全国の支援で昨年のGWには2年前と比べ14%増となり、奇跡のV字回復。
■別府温泉恩返しツアー 別府市が観光業回復を受け、全国の一般家庭や施設に温泉の湯を届ける事業を企画。昨年5月31日の福岡市を皮切りに全国を47都道府県117カ所を回るツアーを展開中。「別府温泉の恩返し」のホームページで募集した。姉妹都市の熱海は特別版実施。
■動画・猪又真介別府市副市長の返礼あいさつ…4AFB7E37-E54C-4CC9-813A-D134AF0F5555
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