熱海市の2019年度予算編成へ向けた市長ヒアリングが1月8日、市役所で始まった。齊藤栄市長と森本要副市長が各部課から提出された予算要求を16日まで聞き取り、事業を取捨選択する。初日は市長が基本方針を示し、市民生活部、企画経営部が要求内容を説明した。
各部課から提出された来年度予算要求は部内ですでに絞り込んでおり、総額は198億円。これに復活査定を含め、最終的に200億円程度となる見込み。歳入見込み額との不足分は基金(貯金)を活用する。
過去最高の積極予算を組んだ2018年度の211億円には及ばないが、同2番目の大型予算となる。予算案の発表は、来月中旬の予定。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■齋藤栄市長 過去最高規模だった2018年度まではいかないが、2019年度もかなり大型となる。理由は市民インフラの整備、昨年秋に掲げた熱海2030ビジョンを進める初年度の予算。中長期の目標ではあるが、できるところから一歩一歩進める。
最小の予算で最大の効果。市民からお預かりした税金を少しでも効果の高いものとするために、皆さんから意見を出してもらって予算編成をしたい。
■一般会計当初予算額と主な事業
2019年度=200億円 認定こども園の整備、南熱海支所・消防署出張所改築、初島漁港交流広場休憩施設整備、消防団第2分団詰め所改築、し尿処理の施設整備
2018年度=211億円 南熱海支所、消防署出張所改築、市営住宅改修
2017年度=185億円 学校施設等の大規模修繕
2016年度=183億円 熱海フォーラム、認定こども園
2015年度=176億円 3大プロジェクト終了で一休み
2014年度=183億円 岡本ホテル跡地購入、姫の沢エコプラント
2013年度=196億円 市庁舎建設など3大プロジェクトのピーク
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