新型コロナウイルスの影響で湘南海岸など隣県の神奈川県内の海開きが見送られる中、7月23日、熱海サンビーチが海開きした。この日から感染拡大で打撃を受けた観光業への政府の支援策「GoToトラベル」が始まり、4連休の初日。東京、神奈川などから訪れた家族連れなどが海水浴を楽しんだ。
今月に入り、市内のカラオケ・ラウンジで新型コロナウイルスのクラスターが発生したことから、熱海市と市観光協会はギリギリまで海水浴場の開設に迷んだが、対策を徹底した上でオープンを決めた。
感染予防策として、全長約400メートルのビーチの入り口を2つに制限。AIカメラを設置したり、入場時間帯で色を変えたリストバンドを付けてもらったりして人数を管理する。混雑の状況は市のホームページなどで配信し、ビーチ内の人数が3000人を超えた時点で入場を制限する。精度を高めるため、東京五輪の男女マラソン代表決定戦「MGC」(マラソングランドチャンピオンシップ)を手掛けた「株式会社フォズベリー」(東京都新宿区)の専門家を招き、対策を徹底し、ビーチ入退場制限の為のバリケード施工やグラフィックデザインは、屋外イベントで多数の実績を持つ総合ディスプレイ会社「株式会社 昭栄美術」(東京都中央区)が手掛けた。
大規模な夏フェスに匹敵する対応が熱海の海水浴場を支えている。
(熱海ネット新聞)
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