大手旅行サイト「じゃらん」の「売れた宿ランキング」で熱海市の「月の栖 熱海聚楽ホテル」(森田金清社長)が東海エリア(1月〜3月分)の11室~50室の宿部門で1位となった。
同ランキングは四半期ごとに、リクルート社が運営するじゃらんnetの宿泊取扱額を集計し、エリア別(北海道、東北、関東甲信越、東海、近畿・北陸、中国•四国、九州)、施設規模別(101室以上、51〜100室、11室〜50室、10室以下)に発表している。
「うちは客室が35室しかなく、条件的に不利だが、健闘したと思う。お客様と従業員に感謝している」と森田社長。
昨年4ー5月の新型コロナウイルスの感染拡大で営業を休止していた期間に貸し切り風呂を増やしたり、ウイズコロナに対応できるよう部屋を改装したこと。チェックイン日に午前中から荷物を預かり、日中も市内周遊できるようにするなど、客に寄り添ったサービスが評価された。
「密閉・密着・密接」の回避でメーンだった団体旅行が激減したことで、若い世代や女性の個人客の誘客に力を入れたことが奏功。昨年7ー9月期は2位、10ー12月期も3位にランクされ、今年1ー3月期に初の1位を獲得した。今年1ー3月期の2位は伊豆修禅寺温泉「湯回廊菊屋」、3位は鳥羽ビューホテル「花真珠」だった。
森田社長は「これを励みにさらに頑張り、年間1位を目指す。熱海温泉ホテル旅館協同組合理事長の立場としても、熱海全体に多くのお客様が来ていただけるよう努めたい」と話した。
今年1ー3月期の「101室以上」の部では、熱海後楽園ホテルが2位に選ばれた。
(熱海ネット新聞)
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