熱海市の渚親水公園駐車場で11月10日、日本一早咲きの桜で知られるヒマラヤザクラが見ごろに入った。例年より半月ほど早く、今週末には満開となる。
熱海市のヒマラヤザクラは、東京大学に留学していたネパールのビレンドラ元国王(当時皇太子)が1967年(昭和42年)8月に伊東市を訪問された際に熱海植物友の会が熱海の桜と梅の種子を献上。その返礼として翌年にヒマラヤザクラの種子が贈られ、市が丹精込めて日本一早咲きの桜に育てた。
原木は熱海高校の法面と月見ヶ丘公園(網代)に植えられ、この2本の木から増やしたヒマラヤザクラを渚親水公園(2本)、多賀中学校体育館脇(2本)、さくらの名所散策路(15本)、長浜海浜公園(29本)に植栽した。各所でもつぼみを膨らませている。
ヒマラヤザクラは一般的には1月から2月の冬に花を咲かせるが、温暖な熱海では例年11月中旬から12月に咲く。日本で最も早く桜とともに、二酸化炭素や窒素酸化物の吸収率が高いことから、地球温暖化対策の材料の一つとして注目されている。
(熱海ネット新聞)
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