
日本釣振興会とNPO法人SEA WEB(安田和彦理事長=熱海港海釣り施設)は26日、錦ヶ浦の海底にアオリイカの産卵床を設置した。
アオリイカが産卵する海藻が減ってきたことから、産卵床を海に設置し、産卵しやすい環境を作り、数を増やすのとダイバーの誘客が目的。大熱海漁業組合と熱海市の協力を得て約40人が参加、今回初めて実施した。
産卵床は、姫の沢公園の桜の木の下に自生しているヒサカキを伐採し、高さ2~3メートル束にしたものを約20本使用。熱海港からボート2隻にダイバー18人が乗り込み、錦ヶ浦沖合約40メートル沖合の水深12メートルの海底でロープやチェーンを使って岩に固定、土のうを使って流されないようにした。
アオリイカの産卵シーズンはゴールデンウイークごろから始まり、8月中旬ごろまで続く。早ければ、2、3日後に産卵床に寄ってきて産卵が始まり、1回の産卵で2000個の卵を産むという。
日本釣振興会のダイバーたちは産卵床設置の作業を終えると海釣り施設の先端部分の水中清掃を行った。
(熱海ネット新聞)
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