
熱海市観光協会(森田金清会長)が企画した「山の熱海・海の熱海交流の旅」の訪問団140人は23日夜、友好親善盟約を締結している磐梯熱海温泉のホテルで交流会を開いた。
菅野豊磐梯熱海温泉観光協会長が「原発事故の影響が続くなど本県は大変な状況にあるが、温泉地同士の固い絆を守り、未来永劫(えいごう)もごひいきにしてほしい」とあいさつすると、森田会長が「震災を経験したことでさらに絆が強まった。磐梯熱海温泉から災害対応なども学びたい」と応えた。
熱海市観光協会、熱海温泉ホテル旅館協同組合、磐梯熱海温泉観光協会、磐梯熱海温泉旅館協同組合の関係者らも含め190人が出席した。
席上、熱海市観光協会から磐梯熱海温泉観光協会に義援金4万3000円を贈呈された。
訪問団は24日に日本3大桜の1つ「三春滝桜」を観光し、同日夜、郡山駅からお座敷列車で熱海市に戻った。
(熱海ネット新聞)
◇友好親善盟約
熱海市観光協会は平成元年に磐梯熱海温泉観光協会と、3年に郡山市観光協会とそれぞれ友好親善盟約を締結。震災後は熱海市観光協会が磐梯熱海温泉に支援物資を届けたほか、支援するため磐梯熱海温泉で視察研修を開催。磐梯熱海温泉観光協会は支援への感謝として1月にお座敷列車で熱海市を訪問。
◇あたみ桜植樹
熱海市観光協会は23日、磐梯熱海駅緑地公園で「あたみ桜」と「イロハモミジ」の苗木を1本ずつ友好のあかしとして記念植樹。あたみ桜を市外に寄贈したのは初めて。
【写真】深沢詩子さん撮影
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