
丹那神社の例祭に合わせ4月3日、熱海囃子笛伶会(あたみばやしてきれいかい)が熱海駅前広場でお囃子の演奏を行い、観光客らに熱海の伝統文化を披露した。「大楠連」の神輿渡御との相乗効果で、多くの旅行者がサプライズの”お祭り”に足を止め、市民にはお馴染みの屋台や馬鹿囃子などのお囃子に聞き入った。
とりわけ外国人旅行者には興味深く映ったようで、家族で駅前広場の熱海軽便鉄道の機関車を観ていた女の子がお囃子に誘われ、飛び入りで加わる一幕があった。これに笛伶会の会員が手を取って優しく教えていた。そんなおもてなしに母親らがさっそくスマホの写真に収め、海の向こうの家族や知人に送信していた。
昨年、熱海市は海外からの訪日旅行者数が前年比282.7%で伸び率で日本一を記録した。そう考えると、お囃子は我々が思っている以上に大きなポテンシャルを秘め、熱海芸妓に続く外国人誘客コンテンツになるような気がする。3月までは中国人の観光客に支えられていたが、この日は欧米系の旅行者が数多くいた。訪日旅行者の増加は着実に進展している。
(熱海ネット新聞)
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