世界的ピアニストのマルタ・アルゲリッチさんが、大規模な土石流で被災した熱海市民にMOA美術館を通してメッセージを寄せ、「水害によって尊い命が奪われ、家族の皆さまのお気持ちを思う時、深い悲しみを覚えます。再び平穏な日常が戻ることを心より祈っております」とエールを届けるとともに、無料のフィルムコンサートを申し出た。
アルゲリッチさんは、MOA美術館のリニューアルオープンを記念したスペシャルコンサート (2017年5月24日、MOA美術館・能楽堂)で熱海を訪れ、熱海のファンに。その美しく自然に恵まれた熱海が土石流に襲われ、多くの尊い命が奪われたことをニュース映像で知り、「何か協力できることはないか」と先月末に協力を申し出た。
そこで実現したのが、8月13日〜15日に同美術館・能楽堂で開催する無料のフィルムコンサート。第1回、第3回の「別府アルゲリッチ音楽祭」(別府ビーコンプラザ)で演奏した「ラヴェル:マ・メール・ロワ (約15分)」「メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 op.49(約28分)」を各日、午前11時と午後1時半から公開する。
鑑賞するには、入館料がいるが、同美術館では美術を通して心を癒やしてもらおうと、土石流災害後の7月16日〜8月31日まで熱海市民限定で入館料を無料にしている。入館時に熱海市民利用証、運転免許証などの熱海市民であることがわかるものを提示すれば、入館できる。
(熱海ネット新聞)
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。