
熱海の夏を代表する花「夾竹桃」(キョウチクトウ)が熱海港に隣接するサンレモ公園路で鮮やかな赤桃色の花を咲かせ、初島へ向かう観光客の目を引き付けている。インド原産の常緑小高木で強い日射しにめっぽう強く、日本へは江戸中期に伝わった。葉がタケ、花がモモに似ていることからこの名がついた。広島に原爆が落ちて焼け野原になった時、一番最初に咲いたのが、この花。逆境に強い分、有毒性を含むので注意が必要。
破格の作家太宰治はこの花をこよなく愛し、自宅の庭に植栽。毎夏、強い日差しに立ち向かって咲くこの花を見て楽しんでいたという。
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