
ネパールのマダン・クマール・バッタライ駐日特命全権大使が10日、熱海市役所を表敬訪問し、ヒマラヤザクラを通じて友好を深めた。
日本一早咲きで知られる熱海市のヒマラヤザクラは、同国から贈られた経緯がある。東京大学に留学していたビレンドラ元国王(当時皇太子)が昭和42年8月に伊東市を訪問された際、熱海植物友の会が熱海の桜と梅の種子を献上。その返礼として翌年にネパールから「ヒマラヤザクラ」の種子約900粒が贈られた。当時植えられたヒマラヤザクラは現在も残っており、11月から12月に花を咲かせる。今回、この経緯を知った同大使が熱海市を訪れ、日本とネパールの国交樹立50周年を記念して市内上多賀のさくらの名所散策路に植えられたヒマラヤザクラを視察したあと、市役所を訪問。斉藤栄市長に「ヒマラヤザクラを大事に育ててもらい、ありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。
◆市内のヒマラヤザクラ 渚親水公園(2本)、多賀中学校体育館脇(2本)、さくらの名所散策路(15本)、長浜海浜公園(29本)
◆プレゼント交換 バッタライ大使から斉藤市長に記念のマフラー、市長からは楠細工の葉書入れを贈呈。
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