
きょう9月22日、金星が最大光度(マイナス4.5等)を迎えた。この今年屈指の天体ショーを逃すまいと、本紙天体取材班はムーンテラスに陣取り、金星の撮影にトライした。国立天文台によると、「明けの明星」金星は日の出前の東の空でひときわ明るく輝くという。この日の熱海市の日の出は午前5時31分。というわけで2時間前に総員出動。はたして午前4時20分、ひと際明るい(?)金星をファインダーに収めることができた。薄い雲がかかり、実は、本来の明るさを引き出せなかったが…。
こんなこともあろうかと、前日の21日朝も撮影にトライした。が、22日以上に雲に覆われ、金星の撮影は完敗。しかし、きれいな朝焼けを撮ることができた。これはもっけの幸い。
◆明け明星 金星は地球より太陽の近くを回っている。地球から見ると、太陽から大きく離れないため、日の出前や日の入り後のみ観測することができる。これが「宵の明星」、「明けの明星」と呼ばれる由縁。「明けの明星」は1会合周期 (583.9日) ごとに数週間にわたって、日の出前の東の空に輝いて見える。今回は9月22日が明るさのピーク。
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