【経済】米パン協会、熱海のパン絶賛 「菊香堂」森元さんがグランプリ!





プルーンパンのイチジクとクリームチーズパン

イチジク

クリームチーズ

カリフォルニア プルーン協会(本部・米カリフォル二ア州サクラメント)主催でアメリカ大使館が後援する「2017 カリフォル二ア プルーン 商品開発コンテスト」でグランプリを獲得し、日本一に輝いた熱海市の老舗パン店「菊香堂(きっこうどう)」店主の森元幸昌さん(45)が12月18日、金森和道市議とともに市役所を訪れ、齊藤栄市長に喜びを語った。コンテストには全国のベイカー84人が応募し、作品を競った。
■実家のDNAと青山アンデルセンの製造法を融合
森元さんは「パンにプルーンをペーストとして入れると、プルーンが水を捕まえ、いつまでももちっとして柔らかくなる。30歳まで青山アンデルセン(東京)で修業し、その時代に学んだフランチャイズの製法と、実家に戻って踏襲した明治から続くパンの作り方の良いところを取り入れてみた。プルーンはそれ自体に味があるので、塩分を2割減らせるメリットもある。パンの減塩化という時代の流れに沿ったパン作りが、評価されたのだと思う」と述べた。市長は「明治時代、政財界の要人や文化人が別荘を構えた熱海は、お菓子やパン作りでも最先端だった。明治時代の製法を継承することで、熱海の誘客やイメージアップにつなげてほしい」と激励した。
■受賞作の「エブリ・ディ=プルーンブレッド」販売開始
受賞作の「エブリ・ディ=プルーンブレッド」は、毎日食べてほしいという願いから、スモールサイジングして販売。受賞したイチジク入りが110円(税込119円)。アレンジしたクリームチーズ入りが100円(税込108円)。1日、20個ほど製造販売しているが、人気急騰で品薄状態になっている。
(熱海ネット新聞・松本洋二)

■菊香堂(きっこうどう) 明治からある「菊香堂」(東京・牛込)ののれん分けとして昭和11年、熱海の起雲閣近くで森元幸昌さんの祖父、昌二さんが創業したパンとケーキの老舗。幸昌さんは日大農獣医学(現生産資源科学部)卒業後、青山アンデルセンでパンの製造を学び、国内外の賞を受賞。一般社団法人日本パン技術研究所を経て家業を継いだ。3代目。三角コロネ型のチョコレートパン、グローブ型のクリームパン、さくさくメロンパンなどが人気で午前中には売り切れる。静岡県熱海市昭和町1-12。
■寄付 グランプリの副賞で贈られた賞金のうち、5万円を地域振興に役立ててほしいと熱海市に寄付した。



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