
糸川遊歩道のブーゲンビリアが鮮やかな花を咲かせ、一足早く夏の雰囲気を醸し出している。ご覧のように川面が見えないほど、赤や赤紫の花が覆い尽くしている。
黄金色の花は初夏への移り変わりを告げるヒペリカム。見事なまでにブーゲンビリアの脇役を演じ、訪れた人たちの目を楽しませている。
◇糸川のブーゲンビリア
平成16年の「熱海花の博覧会」に合わせ、ブーゲンビリア愛好家の市民たちが植栽を始め、一時は120本まで数を増やし、花の名所となった。しかし、平成21年から3カ年かけて市が遊歩道沿いをあたみ桜に統一する整備を行ったのに伴い、ブーゲンビリアは移植を余儀なくされたり、伐採されたりして現在残っているのはおよそ40本。この花の消去を惜しむ「熱海ブーゲンビリアの会」(富田榮仁会長=カフェ季の環)では、挿し木によって市内の愛好家などに配り、今では百軒を超す一般家庭や店舗で花を咲かせている。
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