
熱海市は23日、家具量販大手「ニトリ」と連携して自分好みに室内を改良できる市営住宅の入居募集を開始した。市外の子育て世代に市営住宅入居・定住を促進するモデル事業。2世帯を募集し、市内6カ所の市営住宅から選ぶことができる。
居住空間を「ニトリ」の専属コーディネーターが入居家族の希望に沿った家具や水回り設備などを提案し、畳からフローリングへの変更やクロス張り替えなどに対応する。同社が自治体と手を組んでリフォームを行うのは全国初めて。
3期目の斉藤栄市長は「住まうまち熱海」を最重点テーマに掲げ、本年度は第一弾として600万円(1室あたり300万円×2戸)を市営住宅のリフォームに投入。民間事業者のアイデアを取り入れて高齢者の利用に適さない3DKの空室を2LDKに順次リフォームし、子育て世代の入居に転換していく方針。「熱海モデル」で人口減少と少子化問題に取り組む。
◆募集戸数 2戸(5年以上入居が条件)
◆応募条件 現在市外に住み、中学生以下の子どもがいる40歳以下夫婦の世帯。
◆応募期間 10月23日~11月30日。応募多数の場合は審査項目の点数で選考。
◆問い合せ 市観光建設部まちづくり課 建築住宅室 0557(86)6425
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