
熱海市役所第1庁舎正面玄関前のロビーで、先月、海上自衛隊の掃海艇「はつしま」が熱海港に初寄港した際に、海上自衛隊から市に寄贈された「銀の斧」が一般展示されている。
今年3月に海上自衛隊横須賀地方隊・第41掃海隊に就役した「はつしま」が、昨年12月の命名・進水式の支綱切断(しこうせつだん=船舶に最後まで繋げている支綱を切断する儀式)で実際に使用された銀の斧で儀式の様子を伝えるパネルや盾も飾られている。自衛隊静岡地方協力本部伊東地域事務所の土屋和寿所長によれば、支綱切断を行った「銀の斧」は海上自衛隊内に保管されるのが常で、他所に贈呈されるのは極めて異例という。
「はつしま」の支綱切断を行った武居智久海将(現海上幕僚長)が「艇名地の熱海市へ寄贈がふさわしい」と申し出て決まった。
熱海市では6月1日から30日まで市役所で一般展示したあと、艇名の由来となった初島に移し、初島灯台・灯台資料展示館で一般公開する。
土屋和寿伊東地域事務所長
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