来宮神社で成人の日の11日、「鎮火祭」があり、氏子や消防関係者が参列して今年1年の防火を祈願した。雨宮盛克宮司が祝詞を奏上し、巫女(みこ)が速神楽を奉納、参列者が玉串を捧げた。
神事に続いて神社に納められた正月のお飾りや門松を燃やす「どんどん焼き」が行われ、参拝客らが焚き上げた火に竹の棒の先端につけられた紅白の団子をかざし、無病息災を祈った。どんどん焼きの火で焼いた団子を食べると風邪をひかないと言い伝えられている。
境内ではお囃子の演奏があり、熱海囃子笛怜会が屋台、昇殿、神田丸、鎌倉、馬鹿囃子、四丁目、秩父囃子の7曲を熱奏し、伝統行事を盛り上げた。
◇熱海囃子笛伶会(あたみばやしてきれいかい) 熱海の郷土芸能である「熱海囃子」の笛を後世に伝えようと1971年に初代代表の内野正男さんが結成。高校生から社会人、主婦、高齢者など40人で構成。現代表の西川正和氏は4代目。熱海梅園「梅まつり」、来宮神社「大楠祭」「鎮火祭」、湯前神社「湯くみパレード」など市内のイベントで活躍。
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