
◇富士通レディース最終日(18日・千葉東急セブンハンドレッドC西=パー72)
2位から出た渡辺彩香(22)=ユピテル=は4バーディー、3ボギーの71と差を詰め切れず、4打差の2位。賞金720万円を加算した。テレサ・ルー(台湾)が1イーグル、4バーディー、5ボギーの71で回り、通算13アンダーで今季5勝目を挙げた。
67で回った青木瀬令奈が6打差の3位。イ・ボミ(韓国)は2アンダーの12位。同じ2アンダーで新垣比菜(沖縄・興南高2年)がローアマチュアに輝いた。
ホールアウト後、報道陣の前に現れた渡辺彩香。今日の感想を聞かれると、しばらく言葉に窮した後、「出入りの激しさが全てです」と答えた。首位のテレサ・ルーとは4打差の射程圏内でスタートした。出だしの1番、パー5では、見事に2オンに成功。イーグルこそならなかったが、バーディーを奪い幸先の良いスタートを切った。昨日、ポイントにあげていた「攻めのパー5」。スタートからやってみせた。しかし、「ミスショットもあったし、ミスパットもあった」と、今日の渡辺は不安定。「首位とは差があったのでついていかないといけないと思った。それがミスに繋がったこともあった」と、ルーにプレッシャーをかけるはずが、逆に自分を追い込んでしまった。「自分にもチャンスがあったのに、ものに出来なかった」。今日の敗因はそこに集約される。
しかし、「3日間同じ組で、とても勉強になりました」と、メジャーチャンプから教わることもあったという。さらに、「自分ももっとできたと思う」と付け加えた。ルーには追いつくことはできなかった。しかし、自分の可能性を感じた一週間だった。
文と写真=LPGA
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