
◇富士通レディース第2日(17日・千葉東急セブンハンドレッドC西=パー72)
渡辺彩香(22)=ユピテル=は7バーディー、1ボギーで回り、首位に4打差で2位をキープ。「最終日はロング(パー5)で攻めないと。イーグルが出ればチャンスはある」と逆転優勝に虎視眈々。テレサ・ルー(台湾)が65で回って通算12アンダー。今季5勝のイ・ボミ(韓国)が8打差ながら3位に浮上した。最終日は3人が同組で回り、ギャラリーの視線を独占する。
67で回った森田理香子は10打差の6位。アマチュアでは新垣比菜(沖縄・興南高2年)と植竹希望(東京・日出高2年)がイーブンパーの18位につけ、決勝ラウンドへ進んだ。
「最後のバーディーは大きかった」。渡辺彩香にとって、逆転優勝に望みをつなぐフィニッシュとなった。この日は、テレサ・ルーが独走状態。しかし、最終ホールをボギーとしたことで、差は4打に縮まった。「最終日に追いつけない位置まで離されないようにしました。5打差以内ぐらいに…」と、目標を掲げていた渡辺。ルーが一つスコアを落としたことで、想定よりも1打少なくなった。「明日が楽しみと思って、終われた」。逆転優勝に向けて弾みはついた。
明日、ルーとは3日連続で同組となる。「テレサも調子が良いし、私も調子が良いから良いリズムでできている」と、相乗効果でスコアも伸びているようだ。明日も伸ばし合いの気配。今季2勝目に向けて、渡辺は2つのポイントをあげた。2日連続ボギーとしている17番(Par3)でパーを獲ること。そして、パー5を攻めてイーグルを狙いに行くこと。最大の武器である飛距離を生かして猛チャージをかければ、逆転優勝も見えてくる。
文と写真=LPGA
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