
熱海梅園の中山晋平記念館にハーモニカとウクレレの音が流れ、紅葉狩りに訪れた行楽客らをもてなした。熱海のウクレレサークル「来の宮アイランダーズ(10)テン」が「みんなで歌いましょう 懐かしい中山メロディー」を開き、熱海ゆかりの作曲家中山晋平さんがつくった「背くらべ」「しゃぼん玉」「肩たたき」「てるてる坊主」「カチューシャの唄」「東京行進曲」などの名曲を披露したもので、毎年、もみじ祭りや梅まつりなどで演奏を披露している。
ハーモニカは、中銀ライフケア来の宮の元マネジャー・田川晃さんが牧之原市から駆けつけた。
訪れた人たちは、大正時代のノスタルジア(郷愁)な雰囲気に包まれた記念館で、美しく色づいたもみじや木々を愛でながら、心地よい演奏やトークを楽しんだ。東京の奥座敷として、明治時代から多くの作家、政治家に愛された熱海らしいおもてなしだ。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
▪️中山晋平記念館 大正初期から大衆音楽の普及に大きな足跡を残した作曲家「中山晋平」は、第二次世界大戦が激しくなった昭和19年、東京・中野区から熱海市に移住し、昭和27年に亡くなるまで市内西山町に居住した。現在は、熱海市が居宅を梅園内に移築して入館無料で一般公開している。
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