静岡県の「健康長寿・食と健康」公開講座がこのほど、熱海市役所いきいきプラザで開かれ、ふじのくに食の都づくり職人で「海幸楽膳 釜つる」料理長 の内山栄二さんが、とっておきの長寿料理を披露した。
熱海市では、全国の市議会議員で最年長の山田治雄さん(91)=11期44年=が現役で活躍しており、山田さんが日頃食している食材を使って内山さんが調理し、出席者全員で味わった。
献立は、蓮根磯辺、出汁巻玉子、お頭芋、かま煮、こんにゃく、青菜など、山田さんが子供の時から親しんできた食材。これを料理の鉄人、道場六三郎さんのもとで10年以上も修業を積んだ内山さんが新米を使って健康松花堂弁当にまとめ、内山さんとともに企画した杉本隆さん(杉本鰹節商店)特製の味噌玉を使ったお椀が添えられた。
食事前には、山田さんが太平洋戦争から戦後にかけての食糧事情と90歳を迎えても今なお元気に働き続けられる長寿の秘訣について講演した。
6月に続く2回目の食事付き公開講座。料金は2千円ながら定員30人は今回もすぐに満席。山田さんは12月12日に開かれた市議会の一般質問でもエネルギッシュに登壇し、熱海梅園の魅力向上への市の取り組み方や市民が求める観光・文化ホールの建設時期について市長に考えを質した。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
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