元東京都知事の石原慎太郎氏(86)が12月18日、東京・千代田区の日本外国特派員協会(FCCJ)で記者会見を開き、日本のカジノ開発地について「熱海が最適」と注目発言した。
都知事時代、「お台場カジノ」の構想を掲げてカジノ合法化運動を推進してきた石原氏。この日の会見では海外特派員の記者から「カジノを含む統合型リゾート(IR)施設の誘致候補地は3カ所とされるが、そのうち1つは必ず東京と考えているか」の質問があった。石原氏は「日本の首都にはカジノ発展はもう必要ないと考えている。あちこちにあっていい。熱海が最適なカジノ開発地」と持論を述べた。
「米国では、先住民が生活できるようにちっちゃなカジノをつくり、発展戦略に活かしている。カジノは疲弊した地方の景気回復の対策になる。日本の場合は、温泉地の熱海が最適なカジノ開発地、リライブ(復活)なる」と述べた。
この日の会見では、日米関係や国際情勢、自衛隊の医療体制、東京オリンピック・パラリンピックなどへの質問にも答えた。会見の様子はYouTubeで見ることができる。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■日本外国特派員協会(FCCJ) 終戦直後に日本に入った海外メディアの拠点として1945年に発足した会員制クラブ。戦後の日本を映す多彩なゲストを招き、記者会見などを開いている。
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