
熱海市など県内外10市町の有志議員は16日、鎌倉幕府の初代将軍・源頼朝に関連する歴史資産を活用した観光事業を推進する「源頼朝観光推進議員連盟」の設立総会を三島商工会議所で開いた。総会には頼朝公にゆかりが深い、伊豆の国市、三島市、伊東市、熱海市、沼津市、函南町、富士宮市、神奈川県鎌倉市、小田原市、真鶴町の10市町の議員21人が出席。熱海市からは竹部隆、泉明寺みずほ市議が加盟し、竹部氏が出席した。
会長に発起人代表の前川綾子・鎌倉市議、副会長に三島市の大房正治氏と小田原市の鈴木敦子氏を選任。事務局は伊豆の国市の内田隆久氏(理事)が務める。
伊豆山神社をはじめ頼朝公ゆかりの地がてんこ盛り
熱海市は頼朝公にゆかりが深く、流刑地の蛭ヶ小島(伊豆の国市)から伊豆山、日金山を訪れた際、身を清めたとされる「みそぎの滝」。1175年(安元元年)、目付役の伊東祐親から追われ、伊東から伊豆山権現に逃れる途中、喉の渇きを癒したと伝えられる多賀山の「頼朝の一杯水」。開運を祈願した「今宮神社」。そして頼朝を慕って伊豆山へやってきた北条政子が頼朝と劇的な対面をした伊豆山の「逢初橋」。頼朝と政子は「伊豆山神社」の境内で恋を語らい、結ばれ、伊豆山の神の力で鎌倉に幕府を開くことができたと伝えられている。その頼朝が崇拝した伊豆山神社の本宮でもある日金山東光寺。
鎌倉幕府の開府後、頼朝が二所詣で(伊豆山神社-箱根山神社)で通った「日金山」(十国峠)もあり、頼朝ゆかりの10市町との観光事業の新たなコンテンツ、相乗効果が期待される。
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