6月27日の熱海市議会6月定例会本会議で、31日に任期を満了し、経済産業省に帰任する森本要副市長(39)が、退任あいさつに立った。
「副市長という重責に全力で4年間取り組んできたが、その職責をしっかり果たせたかというとじくじたる思いがある。右も左も分からぬ若造が熱海に来て任期を全うできたのは議員、職員の皆様の支えがあったこそ」と感謝の言葉を述べ、「この4年間は私の人生にとってかけがえのないものとなった。今後の人生をしっかり歩み、ご縁をいただいた熱海に恩返して参りたい」と振り返った。
議員を代表して山田治雄氏が慰労とお礼の言葉を述べ、副市長の功績をたたえた。
「この4年間、森本副市長は東日本大震災以降の宿泊客回復に向け、公民連携のオール熱海作りに尽力された。地元企業・商店のサポートにA-bizの機能強化へチーフアドバイザーを誕生させる一方で手付かずだった山林に着目。住まう型林業研修を行い、修了者が熱海キコリーズを結成し、積極的に活動している」と功績をたたた。「奥様と幼い二人のお子様を千葉に置いての単身赴任で、多忙な毎日だったと思う。おかげで基幹産業の観光はV字回復しているが、人口減少問題など熱海が抱える問題は山積している。国に帰任するのあたり、熱海の現状と問題点を次の副市長にしっかり引き継いでいただきたい」と要望した。
熱海市は28日午後4時30分から、市役所1階市民ロビーで職員等によるお見送りを行う。
(熱海ネット新聞)
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