来宮神社(雨宮盛克宮司)の例大祭(7月14-16日)で伝統の「浦安の舞」を奉納する4人の舞姫が7月8日夜、神社本殿で公開稽古を行った。笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、神楽笛、笏拍子(しゃくびょうし)、太鼓、琴の演奏に合わせて本番さながらに舞い、順調な仕上がりを披露した。
令和最初の舞い姫は、熱海中2年の飯山陽南乃(いいやま・ひなの、田原本町)さん、同1年の鈴木彩華(すずき・あやか、福道町)さん、徳用千羽哉(とくよう・ちはや、西山町)さん、渡邉葉音(わたなべ・はのん、咲見町)さん。4人は責任当番町の咲見町を中心に選ばれた少女たちで、巫女長の湯田実咲さんが指導にあたり、6月2日から連日稽古を続けてきた。13日には十二単に身を包んで通し稽古を行い、本番に備える。
7月15日の例大祭神事、16日の神幸祭、御神幸行列などで「浦安の舞」を奉納する。
(熱海ネット新聞)
■浦安の舞 昭和15年(1940)の皇紀2600年奉祝会に際し、当時宮内省楽部楽長だった多忠朝(おおのただとも)によって新作された神楽舞。4人舞で前半が扇舞、後半が鈴舞。「うら」は心を指す古語。「うらやす」で心中の平穏を表す語とされ、平和を祈る。
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