
地球温暖化防止や資源の再利用を目的に雑がみ回収に取り組む熱海市の「雑紙回収プロジェクト」(石渡久照代表)は7月23日、雑がみから作られたトイレットペーパー500個を市内の5福祉施設に寄贈した。このうち、障害者生活介護事業所「陽光の園」では、齋藤栄市長、石渡代表らが訪れ、トイレットペーパー100個を寄贈した。
同プロジェクトは市民有志、熱海女性連絡会(瀧野慶子会長)、市が協働で2015年5月に発足。市役所、市総合福祉センター、南熱海マリンホールに専用の回収箱を置き、新聞紙、雑誌、牛乳パック、ダンボールなどを回収。毎年、これらの雑がみをトイレットペーパーに再生し、福祉施設などに寄贈している。
今年6月までの雑がみの回収量は17トン。今回の寄贈分で得られたトイレットペーパーは寄贈分も含めて計3000個となった。
熱海市で処理される可燃ごみのうち、紙・布類が45・5パーセント。市や各団体などが集団回収を実施しているが、まだ多量の紙類が焼却処分されていることから、同プロジェクトでは、環境保全に雑がみ回収への協力を呼びかけている。(熱海ネット新聞)
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