新型コロナウイルスの影響で観光が厳しい状況にある中、熱海市観光協会は3月22日、熱海梅園を流れる初川支流の通称「ほたる川」の双眉橋付近にゲンジボタルの幼虫5000匹を放流し、感染終息後の誘客に備えた。
梅園町子ども会の児童8人が、毎年恒例の「熱海梅園初川清流ほたる鑑賞の夕べ」(6月1日~14日)で熱海の街を盛り上げようと体長2、3センチのサナギに変わる直前の幼虫をコップに入れ、「蛍ちゃん、大きくなあれ」の願いを込めて浅瀬に放った。餌となるカワニナ8キロも川に流した。
幼虫は4月20日ごろから雨の日など湿度の高い夜間に水路から光りを放ちながら陸に上がり、地中でサナギになる。その後、5月下旬から6月上旬にかけて成虫になり、羽化して夜間に幻想的な光の舞いを演じる。
参加した人たちは、その頃には新型コロナウイルスの感染が終息し、多くの人が観賞に訪れることに願いを込めた。
(熱海ネット新聞)
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