
東京五輪・パラリンピックでブルネイ・ダルサラーム国(ブルネイ)のホストタウンになっている熱海市は12月18日、日本一の早咲きで知られる熱海梅園の紅白梅を献上した。東京・品川区の同国大使館で富岡久和観光経済課長と鈴木英明秘書室長がシャブディン・ハジ・ムサ駐日大使に直接手渡した。
熱海市の齋藤栄市長は2月2日から4日間、ブルネイを表敬訪問。同国の文化・スポーツ省大臣らと面談し、「事後交流型ホストタウン」の協定を結んだ。期間中の応援・交流にとどまらず、オリパラ後も様々な交流を続け、熱海市と同国の観光PRや人材育成に取り組むことで合意した。
今回の献上梅訪問に合わせ、今月14、15日に在日本大使館のイアン・マイディン二等書記官が熱海市役所を訪れ、市幹部と両市国の支援事業を協議。毎夏休みに実施している市内中学生の海外ホームステイや同国のシェフを熱海に招いたハラール食の研修、相互の誘客および観光PRについて意見を交わした。
シャブディン大使は「東京オリンピック・パラリンピック後も熱海市と特別な関係を続け、さらに交流を深めたい」と応じた。市は新型コロナウイルスの感染終息後を見据え、ブルネイ国を橋頭堡に世界最大勢力へと発展するイスラム市場の取込みに力を注ぐ。
(熱海ネット新聞)

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