市議会9月定例会に合わせ、熱海市はロケ・支援事業「ADさん、いらっしゃい」の担当職員を1人増員し、2人体制にした。担当に加わったのは観光経済課課の塩見純さん(22)=写真=。今年4月に入庁したルーキー。これまで同課メディア戦略担当の山田久貴さん(51)が1人で担当し、昨年度までの5年間に464件のロケ支援を行い、誘客につなげるなど大きな実績を残してきた。しかし、2月定例会で議会サイドから「年間1100時間、最大月160時間残業(2015年度)の勤務体制は働き方に問題がある」と指摘され、齊藤栄市長は「本人の希望とはいえ、一人の職員がこれだけの残業をしていることは精神的、肉体的に負担が大きい」と是正を約束。しかし、6月議会時点でも業務体制が変わっていなかったことから、再度「是正」を求められ、市は「長時間労働の解消のため、チーム体制でやっていく」と回答していた。今回、政府が推進する「働き方改革」に沿う形で「2人体制」にシフト変更したことで、「365日、24時間対応」に努めてきた山田職員の負担が軽減。きめの細かいロケ支援が期待できる。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。