あたみ桜と早咲きの梅が満開が重なった2月7日の日曜日、熱海梅園は首都圏などから訪れた観光客で賑わった。梅は早咲き種が出揃い、看板梅「紅千鳥」などの中手勢に主役が移りつつある。
中央広場の「紅千鳥」もその一つ。紅色の中輪一重咲きで花弁の内側に雄しべが変化した旗弁(はたべん)があり、この旗弁を千鳥にたとえて名付けられた。熱海在住の演歌歌手、高瀬一郎さんの曲名やみなみ製菓のもなか(A-PLUS)、化粧筆店にもこの名前が付けられ、熱海を代表する梅として知られる。今週はこのほか養老、呉羽枝垂れも咲き出し、計60種中49種が開花し、約8割が出揃った。
熱海梅園入り口前の市道では、あたみ桜がピークを迎え、訪れた人たちは梅と桜を一緒に楽しんでいる。東京都、神奈川県などに再発令された緊急事態宣言が延長されたことを受け、首都圏の主だった早春のイベントが中止になり、熱海を訪れる観光客は週を追うごとに増えている。1カ月前までは閑古鳥が鳴いていた駐車場も県外ナンバーの車両で混雑が続いた。
(熱海ネット新聞)
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