
「スーパーボランティア」として知られる大分県日出町の尾畠春夫さん(81)が7月8日、愛車のKワゴンで熱海市役所の災害対策本部を電撃訪問し、「警察や消防が全然、気づかない場所に危篤状態の人がいるかもしれない。そういう人に1人でも2人でも3人でもいいから手を差し伸べたい」と支援を申し出た。しかし、市は2次災害などの危険もあることに加え、現在はボランティア活動の受け入れ態勢が整っていないことを理由に申し出を断った。
これに対し、尾畠さんは「強制はしないが、72時間だろうが、100時間だろうが、そんなに簡単に人間の命なんてなくなるものじゃない。泥の中にいる人を助けてあげたかった」と無念そうに話した。
現在、市は静岡県東部の在住者に限ってボランティアの事前登録を受け付けている。すでに約2400の応募があり、状況が落ち着き次第、本格的な募集を開始するという。それまでスーパーボランティアに熱海に止まって欲しいが、どうなるか…。
(熱海ネット新聞)
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