
国土交通省は9月21日、7月1日現在の基準地価を発表した。静岡県内の商業地は新型コロナウイルス感染拡大の影響で前年に続いて下降したが熱海市は3•7%上昇と県内最高の伸び率だった。
観光客が多く訪れる熱海駅前周辺や熱海銀座町は飲食や店舗の引き合いが多く、熱海駅に近い「田原本町4-19」が1平方メートル17万6000円(前年比6% 1万円増)で県内上昇率トップ。次いで銀座町5-9が15万6000円(前年比5•4% 8000円増)で同2位。ホテルの開業ラッシュやアフターコロナを見据えた投資マネーの流入が後押し、駅に近い咲見町でも20万円台の取引もあった。
住宅地は1•4%下落したが、7月3日の土石流の影響は限定的で、テレワークや在宅勤務の需要が増えている。
(熱海ネット新聞)
■基準地価 国土利用計画法に基づき、各都道府県が毎年7月1日現在の基準地(静岡県は610地点)の地価を調査し、国土交通省がまとめて9月中旬に発表する地価。住宅地、商業地、工業地など用途地域別に1平方メートル当たりの価格で示される。取引の目安となる。
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