
ラグビー・トップリーグのヤマハ発動機を母体に、来年1月に開幕する新リーグに参戦する静岡ブルーレヴズは9月24日、大規模な土石流災害に見舞われた熱海市に152万310円を贈った。山谷拓志社長(51)と五郎丸歩クラブ・リレーションズ・オフィサー(CRO、35)が熱海市役所を訪れ、齋藤栄市長に目録を手渡した。
同チームは、静岡県全域を活動区域としており、7月3日の伊豆山土石流発生を受け、同21日から8月31日までクラウドファンディングによる復旧支援の募金活動を実施。目標の100万円を上回る187万円余りが寄せられ、手数料を除いた額を市に寄付。選手のサインや寄せ書きされた色紙も届けた。
ワールドカップ(W杯)イングランド大会(2015年)でプレースキックを蹴る際に手を合わせる独特のポーズで注目を集め、今年4月に現役を引退。クラブと地域、ファン、スポンサーを結ぶCROに就いた五郎丸さんは「これからも何かサポートできることがあれば、継続的に支援をしていく」と話し、市内の学校訪問やラグビー教室開催などに取り組む考えを示した。
一昨年のラグビーW杯日本大会で静岡県市長会会長として日本代表がアイルランド代表を破った試合を会場のエコパスタジアム(袋井市)で観戦した市長は「日本代表はONE(ワン) TEAM(チーム)を合言葉に歴史的な躍進を見せた。熱海市もワンチームで被災者支援、復興に全力で取り組んでいく」と深く感謝した。
(熱海ネット新聞)
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