
今宮神社例大祭は10月20日、本祭神事を斎行した。泉明寺みずほ宮司が祝詞を奏上し、八代一雄氏子総代長をはじめ、神社役員が玉串を捧げ、地域の安泰や新型コロナウイルスの終息、大規模土石流で被災した伊豆山地域の一日も早い復興を願った。
神事後、境内で獅子神楽保存会(斉藤芳信会長)が800年以上に渡って受け継いできた「さがりは」(四方を清める舞)、「しんびょうし」(鈴と幣束を持って神を呼ぶ舞)、「剣の舞」(左手に頼朝公の剣、右手にすずを持って悪魔を退治する舞)「くるいまい」(神が獅子に乗り移って厄除けをする舞)を奉納した。
続いて、稚児9人の舞女(まいひめ)が「豊栄の舞(とよさかのまい)」を奉納。雅楽独特の琴や拍子に合わせ、もみじを手に優雅に舞い、地域の住民が温かく見守った。
今年度の例大祭は、コロナ禍と伊豆山土石流に配慮し、神輿渡御、神幸行列、神輿パレードなどを取りやめた。島田善一祭典実行委員長は「昨年に続いて、笛や太鼓、神輿の掛け声のない少し寂しいお祭りとなったが、コロナは収束しており、来年は例年通りのお祭りができると思う。この2年のブランクを取り戻すのは大変だと思うが、力を合わせ今宮神社の伝統を引き継いでいただきたい」と期待を寄せた。
(熱海ネット新聞)
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