公明党の石井啓一幹事長は10月25日、同党の衆院選比例東海ブロックと静岡6区に立候補した自民党の前職•勝俣孝明氏の応援のため、熱海駅前で自民党と合同で街頭演説を行った。
およそ300人の聴衆と自民党熱海支部の役員、両党の市議を前に、石井幹事長は「今回の衆院選はコロナ禍を克服し、傷んだ日本の再建を担う政権•政党、政治家を選ぶ選挙だ。それは安定した政権運営のもとで政策を着実に実現できる自民、公明の連立政権しかない。小選挙区は勝俣孝明、比例区は公明党に投票してほしい」と強く訴えた。
勝俣氏は昼に公明党と沼津市で街頭演説をした後、伊豆半島の遊説へ向かったため、藤曲敬宏県議が応援演説。熱海土石流災害で当時の赤羽一嘉国土交通大臣、大口善徳参院議員がすぐに被災現場を視察、崩落のあった盛り土のある源頭部の処理を国が面倒をみること、激甚災害の適用を異例の速さで決定してもたったことになどを紹介し、感謝の言葉を述べた。
その上で「自公連立政権を担う自民党と公明党は夫婦のような関係。自民党がどちらかというとお父さん役で経済、外交、防衛などに注力し、公明党はお母さんの立場で医療、介護、子供たちの教育を考えてくれる。夫婦のバランスがいいから日本の民主主義はうまくいっている。共産党と共闘し、立憲民主党中心の連立政権ができたら共産主義、社会主義に…。日本には自公連立が必要だ」と訴えた。
公明党東海ブロックの前職•大口氏は「公明党の強みは、国と地方のネットワーク力」と力説。「全国の議員約3000人の連携で“小さな声”をすくい上げ、誰一人取り残さないの理念のもとコロナ対策や経済回復に全力を注いでいる」と続けた。熱海土石流についても「米山秀夫、後藤雄一市議とLINEを結び、絶えず被災者の声を政府に届け、熱海の復旧•復興に日々努めている」と話した。
今回の衆院選で公明党はコロナ禍で打撃を受けた観光、飲食業の振興策として「マイナンバーカード普及を通じたデジタル化」を主要な公約の一つに記載。すでに持っている人も含め、新たに申請して取得した人に1人一律3万円のポイント給付する方針。熱海市民の関心も高い。
静岡6区は、参院補選で野党系の山﨑真之輔氏が当選したことで立憲民主党候補が勢いを増しつつある。しかし、この日の公明党幹事長の熱海入りで混戦にいっそう拍車がかかった。
(熱海ネット新聞)
https://atamii.jp/today/140367/
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