熱海市は11月12日、県立熱海高校前の傾斜地にあるヒマラヤザクラの標本木が開花したと発表した。11日に開花し、見ごろは12月 初旬になるという。この桜は、1967(昭和42)年8月、当時東京大学に留学中のネパールのビレンドラ元国王(当時は皇太子殿下)が伊東市をご訪問された際に熱海植物友の会の3人(内田勇次、忍田 中、角田春彦氏)が熱海 の桜・梅の種子を献上した。その返礼として翌年5月に初代駐ネパール特命全権大使(吉良氏)が帰国にあたり、殿下より託されたヒマラヤザクラの種子約900粒が贈られ、市が丹精込めて日本一早咲きの桜に育てたもの。
初代の木(原木)が熱海高校前と月見ヶ丘公園(網代)に植えられ、市は熱海高校前の木を標本木とし、開花日の目安にしている。
この2本の木から増やしたヒマラヤザクラは渚親水公園(2本)、多賀中学校体育館脇(2本)、さくらの名所散策路(15本)、長浜海浜公園(29本)に植栽され、すでに3分咲きになっている。
(熱海ネット新聞)
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