
熱海市は1月7日、渚親水公園レインボーデッキで熱海消防出初式の式典を開いた。新型コロナに配慮して昨年に続いて参加人数を減らして行い、消防団、署員260人が出席した。渡辺周衆院議員、藤曲敬宏県議、越村修市議会議長、市議などの来賓40人が見守る中、櫻井佳久消防団長が「7月の伊豆山土石流で多くの命が犠牲となった。消防の仕事は火災だけでなく、災害時もあり多岐にわたっている。消防団は地域防災力の中核として欠くことのできない存在。今後はこれまで以上に重要な存在になる」と訓示した。
観閲者の齊藤栄市長は、伊豆山土石流では熱海市の消防力を超える大規模な災害となり、全国から緊急消防援助隊や自衛隊などが駆け付け、被災者の救助、救援に尽力していただいたことに感謝した上で「今後は南海トラフ地震などの大規模な災害発生が危惧されるなど、消防を取り巻く環境は年々厳しく、多様化している。市民、観光客が安全安心に過ごせるよう協力をお願いしたい」と告示。密な状況を避けるため、市長による各部隊の一般査閲は見送った。
表彰式では、地域消防活動に貢献した団員や元団員90人と、永年勤続団員の10家族に静岡県知事、県消防協会、市長、田方支部、消防団長などに表彰状や感謝状を贈った。
続いて防火協会幼年消防クラブの保育園児(富士、栄光熱海中央、MOAあたみ幼児学園)の「火の用心の歌」の合唱が披露され、熱海纏(まとい)会•山田光孝顧問による火の用心三唱で締めくくった。
式典後、熱海銀座へ移動し、パレードと一斉放水を行った。
(熱海ネット新聞)
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